建築とデザイン from 新潟

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講演 : にいがた暮らしセミナー @ 有楽町

新潟のデザインスタジオ スイカノタネ代表 近藤潤 Jun Kondo

先週の土曜日、東京有楽町で開催された新潟県主催のとあるセミナーで、ちょっとした講演をしてきました。

果たして自分が講演をするほど何かを成し遂げた人間かというと甚だ疑問ですが、ここで依頼されたのはあくまで個人の体験談。

なので啓蒙的な話をすることはのっけから期待されておらず、どちらかというと地方Uターン相談会のオマケ的なポジションだったため好き勝手に喋って来ました。

そもそも地方に、しかも新潟にUIターンして起業したい!みたいな人はどれだけいるのだろうかと疑問でしたが、蓋を開けてみたら50人分満席。

しかも新潟にゆかりもない人が6割以上と、逆に「どうして新潟なんですか」とこっちが聞きたくなるような状況でした。

講演の内容は「起業体験談」という名目だったので、何でイギリスまで行って新潟に戻って来たのかっていう今まで100回くらい聞かれたことを話し、あとは地方で起業するメリットだとか、大変だったこと、アドバイス的なことを並べました。

新潟に戻った理由は割愛するとして、ちょっとだけ抜粋すると以下のような内容。

新潟のアピールとしては、

  • 明治初期には日本で一番人口がいたのでそういう古都的な面白さがある
  • 酒蔵の数、日本一で、さらに寒冷地でも育つ酒米を開発しちゃうほどのこだわり
  • 伝統工芸の種目数が京都に次いで二番目に多いので、アイディア次第で面白いものを作れてしまう土壌がある

他には、地方で起業するメリットは、新潟はUIターンしたい人向けの助成金制度がかなり多いだの、家賃とか安いのでスタートアップコストが低いだの。

講演が終わった後にとある青年が声をかけて来て、「新潟で定食屋をやりたいんです!」と熱い思いを語ってくれました。

とりあえず近い将来、新潟に美味い店が1つ増えそうです。